【同姓義務は日本だけ?】世界中の選択的夫婦別姓について調査!

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以前から話題に上がれど、未だに法案が通らない「選択的夫婦別姓」制度。

日本の夫婦同姓が「国際的に批判されている」「日本は取り残されている」なんて話もありますが、実情はどうなのでしょうか?

この記事では世界の夫婦の同姓・別姓事情について調査しました!

そもそも「選択的夫婦別姓」とは

現在の日本では、婚姻関係にある夫婦はどちらかの性を名乗ることが義務づけられており、どちらかが性の変更を義務づけられています。

選択的夫婦別姓を導入することで、夫婦は改性するかどうかを当人達の意志で選択できるようになります。

先進国では「夫婦別姓」が認められている?

それでは他の国では夫婦同姓・別姓はどうなっているのか、見てみましょう!

アメリカ

夫婦別姓は認められています。

1970年代の裁判で結婚後に女性が夫の名字の強制は違憲であると判決が出ています。

自由の国と言われているだけあり、柔軟に対応していますね。

中国

認められています。というより「原則夫婦別姓」です。

婚姻法に基づき、夫婦は自らの姓名を各自が使用する権利を持つと定められています。

個人的には中国でこういった権利が明確にされているのが意外でした。

ドイツ

認められています。それに加え、ダブルネームがあります。

ダブルネームとは、例えば佐藤さんと鈴木さんが結婚した場合は、佐藤-鈴木といった性をハイフンで組み合わせる方法です。

フランス

原則夫婦別姓、通称として配偶者の性を使用可能です。

通称使用とは、戸籍上の性と異なる性を日常生活や仕事で使用することです。

夫婦別姓のメリット、デメリット

夫婦別姓によりどのようなメリット、デメリットが生じるか、見ていきましょう。

メリット

  • 仕事への影響が薄まる
  • 煩雑な手続きが不要
  • 個人のアイデンティティの尊重
  • 男女平等に近づく

仕事への影響が薄まる

性の変更に伴い、職場や取引先との影響の可能性がなくなります

私の職場にも旧姓を呼び名として使い続けているケースがありましたが、最初は誰のことを指しているのか分かりませんでした……。混乱を招く恐れがあります。というか招きます。

悪いことでは決してありませんが、その際は周囲へのケアをお願いします。

煩雑な手続きが不要

免許証や保険証、銀行口座やクレジットカードなど変更手続きが不要になります。

個人的にはこれが一番大きいと思います。

銀行口座やクレジットカードは自身がいくつ所持しているか把握しきれていない方もいるでしょうから。

個人のアイデンティティの尊重

人によっては自分の性を気に入っている、思い入れがあるという方もいるでしょう。

お互いに性に思い入れがあると、結婚のときトラブルが生じる可能性もあるかもしれません。

男女平等

昨今、何かと騒がれている男女平等問題。

日本では結婚後、妻が夫の名字に改性するケースが大半です。

これが「大半の女性に負担がかかっている」という実情につながります。

こういった負担が減ることである意味男女平等に近づく……かもしれません。

デメリット

  • 子供の性をどちらにするのか
  • 家族の一体感が薄れる

子供の性をどちらにするのか

夫婦で別姓の場合、子供が生まれた際にどちらの性にするのか。場合によってはかなりこじれるかもしれません。

夫婦で意見が別れる。成長した子供が性が異なることに悩む可能性もあります。

子供の姓は夫婦で事前にしっかりと話し合っておく必要があります。

家族としての一体感が薄れる

家族内で性が異なると家族としての一体感が薄れる。帰属意識が欠如するということでしょうか……?

個人的にはよく分からない考えでした。

私は性なんて関係なく、家族としてどのように一緒に生活していくのかが大切だと感じています。実際、家庭の事情で一時的に父親と性が違うことがありましたが、お互い何も意識することはありませんでした。

一緒に暮らしている家族という事実は変わりませんでしたから。

まとめ

この記事では「世界の選択的夫婦同姓・別姓制度」についてお送りしました!

調査したところ、夫婦同姓が義務づけられている国は少なくとも先進国では日本くらいです。

日本には家長制度が根強く残っているため夫婦別姓への改革が進まないのかもしれません。

将来、選択的夫婦別姓が実現され夫婦間で様々な選択肢が広がるといいですね!

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