こんにちは、かえでです。
【本を読もう】シリーズでは、ぜひ一度みなさんに読んでいただきたい、おすすめの本をご紹介します!
今回、ご紹介する本は和田秀樹さんが書かれた逃げる勇気です。
精神科で働かれている和田さんが読者に対し逃げることへの勇気づけとなるきっかけとして書かれた一冊です。
私も過去に心が落ち込んでいた時期がありますので、そのときの経験も交えながら紹介していけたらと思います。
注意
本を読もうシリーズは本の内容や私の感想を殴り書きする記事です。
youtubeにある「本要約チャンネル」とは異なります。
私は医者でもないので、専門的な知識はございません。
詳細は病院など専門機関にてご相談ください。
こんな方に読んでほしい
仕事が苦しいけど辞められない
最近心に余裕がなくなってきている
など精神的に負担がかかっている方はぜひお手に取っていただきたいです。
全てが解決しなくても、少し心に余裕が生まれると思います。
日本人は逃げるべきときに逃げられない
- 周囲の期待に応えないと……
- 入社したからには辞めたくても3年は耐えないと……
- 苦しくても頑張らないと……
恐らくみなさんにもそういった逃げられなかったときがあったと思います。
確かに苦しくても継続することで状況を打破できるときがあるかもしれません。
私も過去に苦しくても逃げられなかったときがありました。
本書で最も伝えたいことは、
その場から、逃げなさい。
だそうです。
いくら頑張っても解決しないことだってあります。
まだ大丈夫、と思っていても既に手遅れになっていることもあります。
私は学生時代、片道2時間以上かけて大学に通い夜勤のバイトもしていました。
日によっては、大学→バイト→帰宅せずそのまま大学なんて日もありました。
まだ学生だし、多少無理しても大丈夫だろ!
そう思っていたら、いきなり心がぶっ壊れました。
前日までいつも通りの生活をしていたのに、その日からいきなりふさぎこんでしまい、大学もバイトも行けなくなりました。
頭がボーっとして、何も考えられなくなり、人と話そうにも声が出なくなり、脈絡もなく泣き出すこともありました。
精神科で相談したところ、典型的な鬱病だそうです。
自分が鬱になるなんて考えたこともなかったからビックリしました。
なんとか回復を図り大学を卒業しましたが、今でもまれに唐突に心が苦しくなります。
多分、鬱って完治しません。
死ぬまで苦しみ続けるような気がします。
話が脱線しましたが、一度心を壊すと回復までにとにかく時間が掛かります(実体験)。
そんな状態になる前にさっさと逃げましょう。別に今の環境から逃げたって死にません。
逃げた後のことは逃げてから考えましょう。
なぜ日本人は逃げられない?
これは日本人が逃げるという言葉に対し、マイナスな印象しか持っていないためです。
「負け犬」「弱虫」「無責任」
逃げようとするとこのような言葉をかけてくる人間がいるのではないでしょうか?
本書では逃げるとは、危険回避と書かれています。
自身を危険な場所から遠ざける。これのなにがいけないのでしょうか?
ストレスの原因から離れれば6ヶ月で回復するといわれています。
ストレスから逃げないと一生ぶっ壊れます。完治することは多分ありません。
今すぐにでも逃げられる
環境や人間関係が原因で現状から逃げられない方もたくさんいると思います。
当時の私もそうでした。
すぐに逃げることができなくても、準備をすることはできるのかなと思います。
例えば、仕事で限界なのであれば精神科や心療内科で相談する。場合によっては退職、休職する。
DVを受けているのであれば、警察に相談する。その場で解決できなくても相談した実績が残れば、本当に危ないときにすぐに対応してくれると思います。
本気で親元を離れたいのであれば、寮付きの即入居できる職場などを調べてみる。
そういった逃げる場所があるという事実があるだけでも、気持ちがかなり楽になると思います。
逃げる技術:戦わない
本書では逃げる技術として戦わないことが挙げられています。
これは普段、私も意識していることで本当におすすめです。
私は対面拒否と名付けています。嫌な相手とはそもそも相手と向き合う必要がないので。
誰かを言い負かしたりした瞬間はとにかく気持ちいいですが、その先に待ち受けるのは復讐です。やられた側はなにがなんでもやり返そうとします。
私は仕事における嫌味やクレーム、マウンティングは全部流します。やられているときは頭の中ではその日の晩ご飯のことしか考えていません。
そこまで頑張らなくてもいいんじゃない?
そもそもなんで心が壊れるまで頑張る必要があるのかな?
と疑問に思います。
仕事であれば出世?安定?
よほどの優良企業でなければ給料もさほど上がらず、今は終身雇用も崩壊。
そこまでしてその会社にしがみつくメリット、今一度考えてほしいです。
もし、扶養する家族もいなければフリーターだって問題なく生きていけます。
誤解しないでいただきたいのですが、頑張ることが悪いとは言いません。
自分のやりがいのある仕事、生きがいに熱中することは素敵なことですし、そういう方を私は尊敬します。
そうでないのであれば、ほどほどにこなして生きていく。それだけで100点だと思っています。
逃げ続けることで失うものもあるでしょうが、いずれ自身にあった環境が見つかります。
まとめ:無理ならとにかく逃げよう
いかがでしたでしょうか?
本書では他にも「逃げる技術」や「具体的な逃げ方」などがたくさん書かれており、現状が苦しい方を勇気づけてくださる一冊です。
この一冊を起点に環境を変えることができると思うので、興味がある方はぜひ読んでみてください。
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コメント
離婚も見方によっては究極の逃げですね